ライトゲーム用のロッドは、アジングロッドとメバリングロッドを細分化してラインナップしています。
アジとメバルという魚種の違いはあるものの、ジグ単で狙うアプローチは似ているので、違いが判らない方も多いはず。
そこでこの記事では、アジングロッドとメバリングロッドの違いについて解説します。
アジもメバルも狙えるおすすめのロッドもご紹介しますので、ロッド選びの参考にしてください。
アジングロッドとメバリングロッドが分けられている訳

アジングロッドも、メバリングロッドも適正ルアーウェイトは似ているので、わざわざ分ける理由がないと感じるかもしれません。
一昔前は、メバリングロッドやトラウトロッドでアジを狙う方も多くいました。
アジはバイトすると違和感を覚えてすぐにルアーを吐き出す習性をもっています。
対して、メバルはバイトすると安心できるポジションに戻るため、すぐに反転します。
両者は全く異なる捕食行動を示すので、アジングロッド、メバリングロッドが使い分けられるようになりました。
見た目は非常に似ていますが、細かい部分を見ていくと大きな違いに気付きます。
アジングロッドとメバリングロッドの違い
| 項目 | アジングロッド | メバリングロッド |
|---|---|---|
| ロッドの調子 | ファストテーパー(先調子) | スローテーパー(胴調 子) |
| 長さ | 5~6ft | 6~7ft |
| 適正ルアーウェイト | 0.3~15g | 0.3~15g |
| ガイド径 | 小径ガイドが人気 | アジングロッドより大きめ |
ロッドの調子
アジングロッドとメバリングロッドの大きな違いは調子であり、ロッドを曲げると全く異なるカーブを描きます。
アジングロッドは、先調子とも呼ばれるファストテーパーに仕上げられています。
これは、ティップの半端力でジグ単に繊細なアクションを加え、アジの小さいアタリをとらえるためです。
一方、メバリングロッドは、胴調子とも呼ばれるスローテーパーに仕上げられています。
これは、魚の引きをしっかり受け止め、ポンピングで強引にやり取りすることも考慮しているためです。
これらの違いは感度にも大きく影響しており、アジングロッドの方が感度は高く仕上げられています。
そのため、アジングロッドでメバルを狙うと、ワンテンポ早くアワセてしまい、針掛かりが浅くなってバラシが多くなります。
長さ
アジングロッドは、アンダー1gのジグ単を使って近距離戦を制するため、操作性を重視した5~6ftの長さに設計されています。
一方、メバリングロッドは、点在するストラクチャー周りを広く探る必要があるので、6~7ftの長さに設計されています。
長さの違いは軽さ、レスポンスの良さにも影響するので、アジングロッドの方が短い設計となっている点が大きな違いです。
ちょうど間となる6ft前後のロッドを購入すれば、アジもメバルも両方狙うことができます。
適正ルアーウェイト
適正ルアーウェイトに関しては、アジングロッドもメバリングロッドもほぼ変わりはありません。
ただし、アジングはジグ単主体の釣りですので、ULパワーのロッドが多く5g以上のルアーを投げるとリリースポイントが狭くなります。
ティップが入り過ぎるので、シンペンただ巻きでメバルを狙うとテンション管理も難しく感度が低いと感じることも。
引き抵抗の強いミノーにも同じ傾向がみられ、、流れの中でドリフトさせる操作も難しく感じます。
ジグ単を使用した場合においても、ダートさせるとキレがなくリアクションバイトで食わせるのが難しく感じます。
トップガイド径
最近のアジングロッドは、マイクロガイドを搭載することで、軽さと感度を向上させています。
一方、メバリングロッドは、根魚全般を狙えるように、アジングロッドよりも大きいトップガイドを搭載しています。
同じ太さのラインをした場合は、抜け感が異なるので、メバル釣りでは当然メバリングロッドの方が使いやすいです。
釣果に大きく差がでないと感じる方もいるでしょうが、ルアーをドリフトさせる時は、操作性にも大きく影響します。
アジング・メバリング専用ロッドの必要性

同じ長さ、同じ硬さのロッドを2本並べても、アジングロッドとメバリングロッドは調子が異なるので操作性に差が出ます。
簡単に釣れる状況では釣果に差が出なくても、シビアなコンディションでは1匹とボウズ分ける要因となります。
そのため、アジやメバルを思い通りの釣り方で狙いたい方には、専用ロッドの購入をおすすめします。
餌釣りでもグレ竿とチヌ竿が別れているように、しっかりロッドを使い分けることが大事です。
アジング・メバリング両方楽しむにはどっちのロッドがいい?

アジングとメバリングを両立させる場合は、どっちの専用ロッドを選ぶべきかは、その人次第です。
アジングをメインにしたい方はアジングロッド、メバリングをメインにしたい方は、メバリングロッドを選ぶのが正解です。
どっちも満点は目指さず、オールマイティに楽しみたい方には、汎用性の高いライトゲームロッドをおすすめします。
ちなみに私は、アジングロッドもメバリングロッドも所有していますが、アジングロッドでメバルを狙う方が機会の方が多いです。
メバリングロッドは柔らかいので、アジングで使用すると縦の釣り(リフト&フォール)がとにかくやりにくいです。
そのため、私ならアジングロッドを購入してメバリングを楽しみます。
アジングにおすすめのメバリングロッド5選
メバルがバイトしても違和感を与えず、反転するタイミングで掛けにいけるおすすめのアジングロッドをご紹介します。
アジングよりもメバリングで釣果を上げる点を重視してアジングロッドを厳選しました。
アジング重視の方は、別の記事におすすめのロッドをまとめているので、そちらを参考にしてください。
【ダイワ】アジメバル X(66L-S)
この価格帯でKガイド搭載は素直にうれしい!
エントリーモデルのアジングロッドですが、Kガイドを搭載している点がおすすめのポイントです。
スペック的にはイプリミに似通っている点もあり、多くの方がコスパよいと評価しているロッドです。
しなやかに曲がるブランクスを採用しているので、メバルのバイトも弾きにくくオートマチックに乗せられます。
ジグヘッドをチョンチョンと動かしたときの弾く感じもよいので、アジングでも十分使える仕上がりです。
【アブガルシア】ソルティーステージ プロトタイプ アジング(XAJS-642ULSS)
掛けにいくメバリングを楽しむ方におすすめのロッド
レギュラーファーストに仕上げられており、メバルのバイトを掛けにいくのが楽しいロッドです。
手首をちょっと返すだけでフッキングに持ち込めるので、スリリングなメバリングを楽しめます。
食い込みのよさの残しながらも、レスポンスよく反応するティップは感度も高くアジングでも不満が出ません。
アブガルシアの最新技術とパーツを使用しているロッドですので、コスパも最高です。
【メジャークラフト】NEWソルパラ アジングゲーム(SPAJ-S622L)
鰺道シリーズのDNAを引き継いだアジングロッド
アジンガーに人気の高い「鰺道」のコンセプトを引き継いで設計された初心者向けのアジングロッドです。
このモデルから、1年間の保証書付きとなったので、安心して使い倒すことができます。
しなやかに曲がるティップを搭載しているので、ただ巻きでメバル狙っても違和感なく使えます。
アジングロッドとしてはパワーのある設計となっているので、ポンピングで根魚を寄せるときも苦労しません。
メバルもアジもダメなときは、ぜひボトムを叩いてカサゴでボウズ逃れしてください。
【ヤマガブランクス】BlueCurrent Ⅲ(69)
ジグ単とプラグの操作性を両立させたバーサタイルモデル
ヤマガブランクスロッドは、どれもメバリングロッドのような柔軟性をもっているので、メバル狙いにも最適です。
中でもこのモデルは、ベリーの調子を入念に調整しており、ジグ単もプラグもストレスなく操作できる仕上がりとなっています。
やや張りのあるベリーがキレのあるアクションを生み出すので、トゥイッチングやジャークでメバルを誘ってください。
大物を余裕で浮かせるパワー、クッション性を兼ね備えているので、ボートアジング楽しむこともできます。
【アズーロ】ファーストチョイス AJI(692)
はじめてのアジングにちょうどいい1本
アジングをはじめたいけど、ロッドにお金をかけたくない方にピッタリのロッドです。
アンダー1gのジグ単も、4cmのプラグも、この1本で操作できるので、メバルもアジも狙えます。
ティップが柔らかいので、ただ巻きでバイトしてきたメバルも違和感なく飲み込んでくれます。
堤防際やテトラ帯に潜むカサゴ狙いにも適したロッドですので、ぜひ五目釣りをお楽しみください。
まとめ
アジはバイトして違和感を覚えると吐き出す魚、メバルはバイトすると反転する魚と性質が異なります。
そのため、専用ロッドが用意されているのですが、完璧を求めなければアジングロッドでメバルを狙うこともできます。
もちろん、この逆の釣りも成立しますので、ぜひチャレンジしてみてください。
