アジングリールを選ぶ方の多くはダイワ・シマノを選択しますが、最近はアブガルシアのリールも注目されています。
カーボンハンドルやロケットラインマネジメントシステムTMなど、ダイワやシマノにはない技術を搭載しています。
そこでこの記事では、アブガルシアのアジングリールを取り上げ、特徴を徹底解説。
軽さ自慢のZENON (ゼノン)をはじめとするおすすめのリールもご紹介します。
アブガルシアのリールは味がある!

スウェーデン生まれの名門メーカーアブガルシアの原点は「精密機械製造」です。
元々は懐中時計やタクシーメーターなどの精密機械を製造する会社でした。
戦時中、国外からの釣具輸入が途絶えたことをきっかけに、国内で釣具製造をスタート。
1952年に発表された「アンバサダー5000」シリーズは、世界進出のきっかけとなりました。
堅牢性とメンテナンス性の高さから、今なお現役で使用できる個体が多く残っていることも、アブガルシアの特徴です。
最新のリールも自分でメンテナンス・カスタマイズしやすく、どこか味のあるリールだと感じています。
ダイワやシマノに比べてガタつきやシャリ音が出ることも事実ですが、そこを自分で何とかするのもアブガルシアの楽しみ。
実釣性能はちょっと置いといて、リールと会話しながら使いこなせるのがアブガルシアの魅力といえるでしょう。
アブガルシアのアジングリールは性能が上がっている

ダイワ、シマノは日本の2大釣り具メーカーと言われており、多くの釣り人から支持されています。
そして第3位の位置にあるのがアブガルシアですが、リールの性能はダイワ、シマノに遠く及びませんでした。
しかし、ここ数年でその差は一気に縮まり、コスパよいリールを販売しているメーカーとして知られるようになりました。
サービス部門も立ち上げて、トラブルにも迅速に対応できるサポート体制を整えています。
以前は、オールドタックルが好きな方に愛されるメーカーでしたが、最近は非常に性能が上がっているため、繊細さが求められるアジングにもピッタリです。
ただし、繰り返しになりますが箱を開けて当たり前のように完璧なリールが出てくることはない点だけ理解しておくことが大事です。
安定した品質を求める方には、ダイワやシマノのリールをおすすめします。
アブガルシアのアジングリールの特徴

Salt Shield TM ベアリング
撥水コートを内部全体に施したボールベアリングを採用しているので、長期間使用しても塩ガミによる異音が起きません。
回転性に優れた「HPCR ベアリング」を採用しているため、以前よりシルキーな巻き心地が体感できるようになりました。
ダイワやシマノのような防水性を高める機能はありませんが、波しぶきを被ることがないアジングなら特に気にならないでしょう。
定期的なベアリングのメンテナンスを行っていれば、初期性能を長く維持できます。
Friction-Free
スプールを前後に動かすメインシャフトの支持構造を大幅に改良し、ギアの接触抵抗を無くす機能です。
判りやすくいえば、巻き上げを軽くする機能ですので、ただ巻きで潮のヨレを探すシーンで巻き感度の高さを体感できます。
ただし、アブガルシアのリールはなぜか巻き心地にムラがあり、小さくカツンと異音がでることもあります。
この異音を改善するため、バラしたり、グリスを馴染ませたりと自分で手を加えるのがアブ通というものです。
C6 V-Roto
ローターを軽量化することで、巻出しを軽くし、ピタっと止められる性能を実現しました。
ダイワやシマノも素材や形状を改良することで、同じように軽やかな巻き心地を目指しています。
アブガルシアの場合は、やや劣っている感じもしますが独特のローターデザインは単純にかっこいい。
ややガタツキが気になる点は隠せませんが、回転性能は以前と比べものにならないほど向上しました。
ロケットラインマネジメントシステムTM
アブガルシアが開発した技術の中で、私が最も気に入っているのが、この機能です。
アジングロッドは第1ガイドまでの距離が短いのですが、まるで吸い込まれるようにラインが通ります。
マイクロガイドを搭載したロッドでも、スムーズにラインが抜けるので、フォール速度も安定します。
キャスト後のライン処理が苦手な初心者でも、この機能を生かせばトラブルのない釣りが実現するでしょう。
Duracarbon ハンドル
カーボンハンドルはカスタムハンドルとしても人気が高いのですが、アブガルシアは上位機種に標準装備しています。
軽くて感度が高く、見た目もかっこいいと3拍子揃ったハンドルですので、ちょっと得した気分になれます。
正直、アジングはラインのテンション管理がメインなので恩地を受けにくいですが、それでもやっぱり欲しいというのが本音。
ダイワやシマノのハンドルも品質が高いのですが、アブガルシアのカーボンハンドルには敵いません。
アルミの替えスプール
アブガルシアの凄い所は、定価7,400円の「CARDINAL III STX 」でもアルミの替えスプールが付属している点です。
2000番のリールを購入して、太さの異なるラインを用意すればリール1台でアジングもチニングも楽しめます。
おまけ程度のスプールと評価する方もいるのですが、初心者がわざわざ予備スプール買うことはありません。
付属しているだけで、アジング以外の釣りにチャレンジするきっかけになるので、ありがたいサービスだと感じています。
アブガルシアのアジングリールおすすめ5選
アブガルシアが取り扱っているリールの中から、アジングに適した機種を厳選しました。
特におすすめなのが驚異的な軽さ(142g)を実現した「ZENNON」です。
同じ価格帯のリールと比べて性能もワンランク上ですので、コスパ最強のリールといえます。
【アブガルシア】ZENON (1000S)
驚異的な軽さ142gを実現したスピニングリール
私の知る限、最軽量のスピニングリールは、アブガルシアの「ZENON」です。
40g台のアジングロッドと組み合わせれば、タックル重量を180g台にすることも可能。
ヴァンキッシュやエアリティを買えない方にとっては、見逃せない存在です。
巻き始めも軽やかで、ピタっと止められるため、上級者でも満足して使える仕上がりです。
友人が1年ほど使い倒していますが、ヘタることもなく初期性能を維持しています。
【アブガルシア】Cardinal Ⅲ STX(2000S)
お金をかけずにアジングを楽しめるリールはこれ!
ベアリングは5+1、アルミの予備スプールも付いて定価7,400円という価格がうれしいリールです。
お金をかけずにアジングをはじめたい方にも自信をもっておすすめできるお買い得なリールはこれしかありません。
ロケットラインマネジメントシステムTMも搭載しているため、ライントラブルを気にせずジグ単を投げられます。
また、安価な割に頑丈で汎用性も高いため、餌を使ったちょい投げやサビキ釣りなどでも使い倒せる点も強みです。
【アブガルシア】REVO ALX THETA(1000S)
アブガルシアの隠れた名機
カーボンハンドルやカーボンローターなど充実した装備を搭載していますが、定価は2万円代というコスパ最高の隠れた名機です。
巻き始めも軽やかでピタッ! ピタッ! と、意図した通りのタイミングで止められる点が強みのリールです。
巻き始めから止めるところまでの抵抗感も一定ですので、ラインテンションの管理が非常に簡単。
ZENONはちょっと手が出ないと感じている中級者は、ぜひ1度手にしてみてください。
【アブガルシア】AbuGarcia SUPERIOR(1000S)
国産リールと遜色のない性能
上位機種のレボMGXの技術がしっかりと継承されているので、国産リールと比べても遜色のない巻き心地です。
アジよりも大きい魚を狙うときに便利な2ウェイドラグも搭載しています。
デザインに関しては、渋いゴールドを使っており、レブロスよりもかっこいい印象を受けました。
軽さという点ではイマイチと感じますが、定価1万円ちょいであることを考えれば、コスパが高いリールといえます。
【アブガルシア】Revo MGXtreme(2000S)
付属パーツが充実したお買い得なリール
シンカーキーパーやハンドルノブ、リールケースなどの付属品が充実したリールです。
ハイエンドクラスらしいかっこよさも魅力の1つでカーボンハンドルが高級感を引き立てています。
長時間使っても疲れない軽さ、応答性の高い回転性能など実釣性能も高い仕上がりです。
巻き感度も高いリールですので、メバリングやエリアトラウトを合わせて楽しむ方におすすめ。
まとめ
アブガルシアのリールは、ダイワやシマノに比べて構造がシンプルですので、自分でメンテナンスできます。
購入時にガタツキや異音があるのは事実ですが、そこがアブガルシアの可愛いポイント。
自分でアレコレ弄りながら調子を整えていく楽しみを得ながら使いこなしてください。
基本性能自体はダイワやシマノに近づいているので、アジングでも十分通用します。
