アジングロッドは、軽量なジグ単を繊細に操作してアプローチするため、「軽さは正義」といわれています。
そのため、リールも含めて軽量なタックルに組み上げることが大事です。
そこでこの記事では、最軽量のアジングロッドの中から実釣性能が高いロッドを厳選してご紹介します。
軽さが生み出すメリット・デメリットについても解説しますので、ロッド選びの知識として役立ててください。
アジングロッドの軽量化はそろそろ限界?

軽くて反発力が強く剛性の高いブランクス、マイクロガイドやカーボンで作られたAGSなどのパーツがアジングロッドをより軽く進化させました。
長さにもよりもますが、50gを切るのが当たり前、30g台のアジングロッドまで誕生しました。
リールをセットして200g以下を目標としていた時代は終わり、170g以下も可能になるなんて信じられません。
リールの軽量化が一段落したように、アジングロッドの軽量化もそろそろ限界なのでは?と感じています。
これ以上軽くするためには、新しいブランクスの素材を開発する必要があると考えています。
そのため、「超軽量・最軽量」を謳っているロッドを購入しておけば、当面は安心。
常に最先端のロッドを使用したいエキスパートでも、買って後悔することはないでしょう。
アジングロッドにおける最軽量の基準
当たり前ですが、アジングロッドは短いほど自重が軽くなるので、単純に軽さだけで最軽量なのか判断することはできません。
そこで、私なりに軽さを判断する表を作成したので、ロッド選びの参考にしてください。
| 長さ | 最軽量 | 軽い | 普通 | 重い |
|---|---|---|---|---|
| 5ft台 | 30g台 | 40g台 | 50g台 | 60g以上 |
| 6ft台 | 40g台 | 50g台 | 60g台 | 70g以上 |
| 7ft台 | 50g台 | 60g台 | 70g台 | 80g以上 |
| 8ft台 | 60g台 | 70g台 | 90g台 | 100g以上 |
こうやって数字を並べてみると、アジングロッドはここ数年で一段と軽くなったことを実感します。
ただし、軽いロッドが全て実釣性能は高いと言い切れないので、ロッドの特性をしっかり見極めることも大事です。
最軽量なアジングロッドの選び方

長さ
最軽量なアジングロッドは、ハイエンドモデルが多いため、初心者が手に取ることはありません。
上級者はテンション管理も上手いので、操作性に優れた5ft台のロッドを選ぶとよいでしょう。
軽さと操作性の高さを武器にすれば、攻略が難しいアミ・プランクトンパターでも釣果を伸ばせます。
中級者は、投げやすく乗せ調子に仕上げられたダイワの「月下美人 EX(510UL-S ~麗~)」のようなロッドを選ぶことが大事です。
バイトを弾きにくく、ショートロッド特有のパッツンとした感じもないので苦労せず使いこなせます。
適正ルアーウェイト
せっかく最軽量のロッドを購入するなら、ジグ単専用のルアーウェイトに特化すべきというのが私の考えです。
軽いルアーほど繊細に操作するのが難しいので、軽量なロッドの強みを生かせます。
幅広いルアーを投げられるロッドは、汎用性が高い反面、尖った性能は期待できません。
風の強い日、潮の流れが激流の日など最悪な条件にならなければ、1g以上のジグ単は意外と出番がありません。
アンダー1g以下のジグ単を投げることだけ考えた方が、購入する価値を感じられます。
ロッドバランス
軽いだけのロッドは、たくさん販売されており、その中からロッドバランスにも注目して最軽量のアジングロッドを選ぶことが大事です。
リールをセットしたとき、重心が手元近くにあるロッドは、自重の割に軽く感じます。
タックル総重量170g以下の時代になってきましたが、バランスのよいロッドは多少重くても十分軽さを体感できます。
テトラワークスの「リアクト(TWRT-50 シューティングモデル)」のようなロッドを参考に選ぶとよいでしょう。
最軽量なアジングロッドを使うメリット

操作性が高い
アンダー1gジグ単を繊細に操作する釣りが基本のアジングにおいて、軽さは操作性を引き上げます。
移動距離を抑えた絶妙なシェイクやリフト&フォール、潮に馴染ませながら流し込むドリフト釣法など様々なアプローチをサポート。
特にリールをセットしたときのロッドバランスまでしっかり考えて作られたロッドは、最高の操作性を体感できます。
掛けにいくときもコンマ数秒の差がフッキング率を向上させるため、豆アジ狙いでは大きなアドバンテージが得られます。
感度が高い
アジングロッドの感度は、調子やブランクスの素材・構造、そして長さなどで変わってくるので、「軽い=感度が高い」とは言い切れません。
ただし、最軽量を謳っているロッドの多くは、ミドルモデル以上ですので、そういう意味では感度が高いといえます。
力まずに手で包み込むようにロッドを持てるため、ティップの振動が伝わりやすい点も感度を上げる要因です。
そのため、感度を求めてロッドを探していると、自然と最軽量モデルを手にすることになります。
長時間の釣りでも疲れない
軽くて重心が手元近くにある最軽量のアジングロッドは、自重以上に軽く感じます。
ロッドを立てるために手で支えていても、手首や腕の負担が少ないので、長時間の釣りでも疲れません。
そのため、集中力が持続しアタリが分かりにくいアミ・プランクトンパターンの釣りでも掛けにいくタイミングを見逃しにくくなります。
ただし、トラウトロッドのような柔らかさはないので、片手で投げ続けていると疲れるのは事実です。
最軽量なアジングロッドを使うデメリット

私が最軽量なアジングロッドを使って感じたデメリットは、軽すぎてファイト中に折れないか心配になることです。
奥湾でのアジングは、尺超えが掛かる確率はほぼゼロですが、シーバスやチヌは必ずといっていいほどHITします。
ドラグを緩めてファイトしていても、急に突っ込まれると「ヤバイ」と感じます。
実際に、折れた経験はないのですが「いつか折れるのでは?」と不安を抱えています。
メバルをはじめとする根魚狙いは、根掛かりの可能性もあるので、私は怖くて流用できません。
あえてメバリングで使うとしたら、根掛かりが気にならないトップルアーしか投げません。
超軽量なアジングロッドおすすめ5選
軽さが自慢の最軽量なアジングロッドの中から実釣性能が高いロッドを厳選しました。
「軽さは正義」とお考えの方には、アブガルシアの「エラディケーター リアルフィネス プロトタイプ(ERFS-51Pro-FS)」がおすすめ。
乗せ調子で使いやすいさを兼ね備えたロッドをお探しの方にはダイワの「月下美人 EX(510UL-S ~麗~)」をおすすめします。
【ダイワ】月下美人 EX(510UL-S ~麗~)
自重43g!月下美人の最高峰
ショートフットのAGSを搭載した、月下美人シリーズの最高峰に位置づけられるショートロッドです。
自重43gは、最軽量とはいえないものの、ロッドバランスに優れているので40g以下のロッドと同等に扱えます。
このロッドの強みは、なんといっても乗せ調子で使いやすく、豆アジも楽に攻略できる点です。
単純に反響感度は「宵姫天」に負けていますが、使えるジグヘッドの重さが幅広いので実用的。
数多くのアジングロッドを投げてきましたが、バランスという点ではこのロッドが1番です。
【アブガルシア】エラディケーター リアルフィネス プロトタイプ(ERFS-51Pro-FS)
自重31gの最軽量アジングロッド
軽さの源となるカーボン素材は東レの先進素材「トレカT1100G」ならびに「トレカM40X」です。
ガイドセッテイングにも抜かりがなく、軽量なチタンフレームの小口径ガイドを搭載。
もちろん、感度も操作性もピカイチで、他社メーカーの6万円を超えるロッドにも負けていません。
同じアブガルシアのゼノン1000番(142g)と組み合わせると、そのタックル重量はわずか173gです。
200gを切ると「すごく軽い」といっていた時代が、遠い昔のように感じます。
【がまかつ】ラグゼ 宵姫 天(S48AL-solid)
28gの自重がアンダー1gのジグ単操作性を引き立てる!
究極のアジングを実現するため、徹底した軽量化で28gという軽さを実現したロッドです。
もはやこのレベルの軽さになると、ロッドを握るというよりも、手で優しく包み込む感覚です。
使用感は同シリーズの「54」に比べて柔らかく、ロッド全体の反発力を生かしてジグ単を投げられました。
豆アジを掛けても「いいサイズ?」と勘違いしてしまうほどよく曲がるロッドです。
個性的なグリップを搭載しているので好みが分かれるロッドですが、好きな人なら「ラグゼ 宵姫 天」シリーズ以外は認められなくなります。
【テトラワークス】リアクト(TWRT-50 シューティングモデル)
自重36g!感度の高い極細ソリッドティップを搭載
アンダー1gのジグ単を使って近距離を繊細に攻めるために開発されたアジングロッドです。
0.6mmの極細ソリッドティップを搭載しており、反響感度を生かして掛けにいく釣りを楽しめます。
自重は卵よりも軽い36g、さらにロッドバランスが抜群ですので、自分の腕のように操作できる点が強みです。
ミドルモデルのリールですら、重さが気になるほどの軽さに仕上がっており、思わず笑ってしまいました。
アジが走り出すとベリーから綺麗な弧を描くように曲がるブランクスにも注目して欲しい1本です。
【エバーグリーン】スペリオル(SPRS-63SL-S)
6.3ftのLパワーで50gの軽さを実現
先代の「ソルセン」を思わせるデザインを採用してくれた点がうれしくなるアジングロッドです。
エバーグリーンらしい色気を感じるロッドですので、往年のファンも満足できるはず。
アジングに求められる軽さを実現するため軽量化を徹底しており、6.3ftのLパワーで50gという軽さを実現しました。
反響感度、荷重感度ともに極みのレベルに達しており、このロッドで見逃す前アタリはないと思えるほどです。
積極的にジグ単を動かし、掛けにいく攻撃的なアジングが好きな方なら、間違いなく満足できるでしょう。
まとめ
アジングロッドは操作性と感度が求められるロッドですので、「軽さは正義」という言葉が似合います。
つい最近まで、50g台も軽いと思っていたのですが、今は40g台を下回り30g台のロッドも続々と登場しています。
リールをセットしても170g以下というタックルを手にすると、軽さという基準が狂うほどです。
軽いアジングロッドは、本当に使いやすいので、お気に入りの1本をぜひお探しください。
