アジングは、アジがワームを口にして吐き出す前にアワセを入れることで、上あごにフックを貫通させてバラシを軽減します。
アプローチするときは、潮の流れをよみながらアジのいる場所を探るので「とにかく感度が大事」といわれます。
そこでこの記事では、ちょっとややこしいアジングにおける反響感度・荷重感度について解説。
感度ビンビンのおすすめロッドもご紹介しますので、ロッド選びの参考にしてください。
アジングロッドの感度は反響感度と荷重感度の2つ

アジングロッドを探していると、必ず「感度」の2文字が目に飛び込んできます。
単純に感度という言葉を使うのではなく、「反響感度」「荷重感度」の2つに分けるべきだと考えています。
反響感度は振動、荷重感度は重さの感じ方を表す感度で、両者は似ているようで全く別の感度です。
反響感度は、アジがジグヘッドを吐き出すときの「コンッ」「カンッ」というアタリを感じる感度です。
ボトムまでジグ単を沈めて岩の「ゴツゴツ」した感触や砂の「サラッ」とした感触を伝えてくれるのも反響感度。
一方、荷重感度はジグヘッドにかかる重さによって、ティップが抑え込まれて発する感度を表します。
荷重感度に優れたロッドは、ジグヘッドの重みに潮の流れが加わることで、目では確認できない潮流を知ることができます。
居食いや食い上げを感じる感度は「抜け感度」と表現することもありますが、こちらも荷重変化によるものなので荷重感度です。
このように、アジングロッドにおける感度は、2種類あることを知っておく必要があります。
初心者にとって大事なのは反響感度

反響感度と荷重感度どちらもアジングにおいては大事な感度ですが、初心者にそんな難しい話をしても理解できるわけがありません。
とりあえず、「コンッ」と響くアジのアタリを感じることが大事なので、反響感度に優れたロッドをおすすめします。
ジグ単の重量に関しても、アンダー1gにこだわる必要はなく、ジグ単の動きを見失わない重さを選べばOKです。
ラインもエステルやPEを使う必要はなく、フロロを使えば問題なしというのが私の考えです。
最近のアジングロッドは、エントリーモデルでも反響感度が高いので、しっかりアタリを取れます。
初心者に5ft台のショートロッドを進める方もいますが、あれは本当に可哀そう。
反響感度に優れていることは理解できますが、ラインメンディングができない初心者は竿任せでかかったアジだけ釣ることになります。
特に風が強い日は悲惨で、アタリが分からないので一生懸命ラインを張ってなんとかしようとしています。
もはや荷重感度なんて言葉すら通用しない状態の悲惨なアプローチです。
そのため、初心者はアタリを取りやすい反響感度だけ気にして6ft以上のロッドを使うのがよいでしょう。
感度はラインで作り出すもの

感度という言葉は釣り人が大好きな言葉ですが、皆さんロッドに求め過ぎではないかと感じています。
ぶっちゃけ、多少感度が低いロッドでも狙った場所にルアーを投げ込み、ラインテンションをしっかり管理できればアジングは成立します。
反響感度も荷重感度もラインメンディングで作り出すもので、ロッドやリールは、あくまでも感度を高める道具にすぎません。
エステルラインもPEラインも糸ふけダルダルもしくは潮に流されてカーブしている状態だとアタリは取れません。
張らず緩めずまっすぐにラインを維持できてこそ、キンキンの感度を発します。
どんなに感度の高いロッドを購入しても、ラインテンションの管理ができない人は、感度の高さを体感できません。
そのため、高感度と感じるロッドは人によって異なるのが当たり前で、自分が最もテンション管理しやすいロッドが、最強の感度を有するロッドになります。
これはアジング以外の釣りにも言えることで、ラインに仕事させられるようになってはじめて、ロッドの感度の良し悪しが分かります。
ソリッドティップは反響感度が高く荷重感度が低い

張りのあるソリッドティップは、瞬間的な小さい負荷でも大きなブレを発するので、手元に響く反響感度は高くなります。
アジングロッドのチューブラーティップは、バイトを弾かないよう柔らかく仕上げているので、本来持っている反響感度が見込めません。
そのため、アジングロッドにおいては、ソリッドティップの方が反響感度は高いといえます。
ただし、先端の数センチしか曲がらないので、荷重が抜けたときの動きは小さく、荷重感度に関してはチューブラーティップに比べて劣ります。
「最強の感度」「高感度」という言葉で紹介されるロッドは、反響感度と荷重感度どちらが最強なのかしっかり見抜くことも大事です。
初心者が荷重感度の違いを感じられるようになるのはちょっと先なので、最初の1本は反響感度に優れたソリッドティップのアジングロッドをおすすめします。
反響感度に優れた高感度アジングロッドおすすめ5選
アジの小さいアタリを大きく表現してくれる反響感度に優れた高感度アジングロッドをご紹介します。
特にテイルウォークの「SUPER AJIST TZ(53/TISL)」は、極細チタンティップを搭載しているので金属的な響きを生かしてショートバイトを拾えます。
アンダー1gジグ単が1g以上にジグ単に感じるほどの感度と操作性を、ぜひ体験してください。
【テイルウォーク】SUPER AJIST TZ(53/TISL)
チタンティップでしか表現できない高感度が強みのロッド
小さいアタリをチタンティップならではの金属的な反響感度で伝えてくれる高感度が強みのロッドです。
アジに違和感を与えない食い込みのよさ、掛けてからしっかり曲がり口切れを防止するクッション性など実釣性能の高さはピカイチ。
アプローチからランディングまで全てをサポートしてくれる素晴らしいアジングロッドです。
アンダー1gのジグ単を、1gのジグ単と同じ感覚で操作できるので、操作性の高いジグ単専用ロッドをお探しの方におすすめします。
【アンバークラフト】アジングロッド
アジングロッドの中でもトップクラスの感度を実現!
アンバークラフトというメーカ-を知らない方は信じられないと思いますが、このロッドはアジングロッドの中でもトップクラスの反響感度を誇ります。
食わせの間を入れると、すぐに潮の流れが手に伝わり、まるで水中の中を覗き込んでいるような感覚で釣りを楽しめます。
ボトムタッチやボトムの状態が分かるとか、そう異次元ではなく掛けるのが難しい抜けアタリすら容易に感じるほどの高感度です。
ただし、フッキングパワーは決して強くないので、スパっと気持ちよく掛けたい方にはPEラインの使用をおすすめします。
【クリアブルー】Crystar(56FinderXtech)
アンダー10の豆アジを攻略できる高感度ロッド
豆アジの中でも10cmに満たないアンダー10と呼ばれるサイズは、口が小さく体重も軽いのでアタリはあっても乗せるのが困難です。
そんな難易度の高い豆アジをテクニカルに攻めるため開発されたのが、このアジングロッドです。
反響感度に優れており、ワームを囓るアタリと針まで咥えたアタリを見分けられる点に驚きました。
このロッドを使えば、産卵期のナーバスなアジやプランクトンを偏食しているアジの微細なアタリも見逃さず掛けにいけます。
【シマノ】ソアレLIMITED (S58UL-S)
楽器のように響く反響感度が素晴らしい唯一無二の存在
ダイワ党の私が、「これは楽器ですか?」と素直に褒めてしまった反響感度に優れたロッドです。
高感度が自慢のアジングロッドを数多く触ってきましたが、このロッドは唯一無二の存在です。
「アタリが分かります」という次元を超えて「アタリの違いが分かります」という圧倒的な高感度仕様。
食い渋るアタリと掛けていいアタリを容易に区別できるので、余計なプレッシャーを与えずセカンドバイトで掛けにいけます。
【メジャークラフト】鰺道5G(AD5-S662UL/AJI)
コスパ最強の高感度アジングロッド
アンダー1gジグ単操作に重点を置き、今まで感じとれなかったアタリを取るために開発されたコスパ最強の高感度アジングロッドです。
他社ではハイエンドモデルに使われる「T1100Gカーボン」のロッドが定価約2.6万円。
反響感度に優れたロッドは、どれも高くて上級者向けですが、この価格なら初心者でも最初の1本に選べます。
操作時のブレも少なく、初心者でも思い通りにジグ単を操作できる点も強みです。
もはや、「このロッドでいいんじゃない?」といいたくなるほど、完成度が高いロッドです。
まとめ
反響感度に優れた高感度のアジングロッドは、「コンッ」と分かりやすいアタリがでるので、初心者でも掛けにいくタイミングを掴めます。
反響感度はロッドの値段に比例して高くなる傾向がみられますが、ラインのテンション管理ができればエントリーモデルでも十分。
反響感度の高いロッドを探す前に、まずは風の強い日でもテンション管理できるテクニックを身に付けることの方が大事です。
